常にペットと身近に接している愛犬家、愛猫家であれば、ブッチを与えることによる違いは確実にわかっていただけるはずです。これまでの日本で一般的なペットフードとは明らかに異なるナチュラルで理想的な栄養バランス、そして消化吸収のスムーズさが、体質の改善につながります。その結果、ペットはより元気になるのです。また、よりナチュラルな風味によって、食の細さも改善されます。
牛にとって、自然な飼育方法と環境
ニュージーランドでは、牛や羊に関して、わずか一軒の例外を除き、すべてが自然な牧草で育てられているのです。この自然な牧草で育てる方法をグラスフェッドと呼 びます。その上で、ニュージーランドでは、飼料面でも環境面でも家畜や家禽の肥育に世界の中でも最も高水準な政府の厳格な検疫法規制が敷かれているのです。
ヒトにとって、肉のうま味は脂肪にあります。そのため脂質に富んだ牛を肥育するために、最もシンプルな方法は、牛に本来の牧草ではなく、穀物を給餌するこ とです。これをグレインフェッドと言います。結果、ヒトにとっては味わい深い脂肪が増えますが、それは牛にとっては決してナチュラルであるとは言えませ ん。和牛も、実はこのグレインフェッドで育てられます。もちろん高級な和牛の場合は、厳選された穀物で大切に育てられていますから、安全性は保たれていま す。ただし、その分、お値段も非常に高いものになります。アメリカなどでは、その脂肪の増加をさらに追及し、かつ商業ベースでも採算が合うことを追求する ため、同じ牛を原料とする肉骨粉を穀物飼料に配合するようになりました。こういった過度の肥育方法の追求の結果、狂牛病が発生したことは、まだ記憶に新しいところです。
牛や羊は自然な牧草で育てられています
さらにアメリカなどでは、グレインフェッドでも麦類ではないコーンを主たる飼料とする事が広く行われています。その理由は米国で非常に安くコーンが作られていたことにあります。しかし、コーンは消化不良という事態を招く事が判明しました。牛にとってコーンは消化器系に負担の大きな食餌だったのです。しかも、状況は大きく変わり、コーンはいまやアルコールの代替燃料の原料として価格が高騰し、牛の飼料として非常に高価なものとなりました。そのためコーンの使用量が減る傾向にあります。もちろん、米国でもグラスフェッドによる肥育は行なわれていますが、それはごく少数に限られ、ペットフード用としては極めて高価なものとなります。
2010年1月19日時点で、ネットショップでの価格を探してみると、以下のような水準でした。金額は、サーロインステーキ1kgの価格です。
ニュージーランドは畜産大国
羊の頭数は人口の約10倍の4000万頭、牛は人口よりわずかに少ないですが、約350万頭もいますす。人口430万の小国でありながら、世界の国別生産量順位では、ムートン等の羊皮は第3位、バターの第4位、ラムやマトン等の羊肉は第5位、そして毛糸のウールは第6位のハイポジションにあります。冗談ではなく、ニュージーランドでは、地球温暖化の国際的貢献のため、2003年には牛や羊の発するゲップやオナラが温室効果ガスになりうるとして、保有飼育頭数に応じて畜産農家に課税する新税の導入が検討されました。同国の農業団体は、畜産と同様に盛んである林業を通じて貢献していると強く反発しましたが、結局温室効果ガスの削減研究費の捻出のため、この新税は議会で可決され、導入されました。ちなみに、その課税額は、羊一頭につき6円、牛一頭につき50円ほどだそうです。
これほどまでの基幹産業なので、ニュージーランド政府は、国際的な競争力を高めるためにも、世界でも最も厳しい水準の検疫検査を行っているのです。また、 牛が食べる牧草の代表的な品種を、シロクローバー(白つめ草)と言いますが、ニュージーランドは、この白つめ草の輸出大国でもあります。日本で輸入されて いる牧草の種(シロクローバー)の約90%がニュージーランド産です。このニュージーランド産の原材料を徹底して使用し続ける事で、基本的な安全性を確保 するのが、ブッチの考えです。
羊の頭数は人口の約10倍の4000万頭